淡々と

2006年6月24日 つぶやき
表紙も渋い感じだし、どんな話なんだろうと思っていたんだけど・・・。
まず、1つ1つのエピソードが短くてちょっと読むのにいい。
作家志望の主人公が、知人の一軒家の管理を住み込みで引き受ける所から話は始まる。この一軒家の持ち主というのが、学生時代に不意の事故で行方不明になってしまった友人の家族。この家で暮らしているうちに、死んだはずの友人が訪ねてきたりして(もちろん幽霊として。それを主人公も認識している。)でも、そのことも淡々と受け入れている。
この家には立派な庭があって、そこにある植物たちが小さなエピソードの題名になっている。
語り口が静かで、淡々としていて。でもなんとなく温かい。
不思議な事がいろいろ起っていて、確実に非日常の物語のはずなんだけど・・・。
この人の本は始めて読んだけれど、また違う作品も読んでみよう。
たしか「西の魔女が死んだ」という本もこの人の作品じゃなかったっけ??前から気にはなってたけど、読んでない本の中の1冊。

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