本屋さんに行ったら、文庫本大賞?で1位だったので買って読んでみた。けっこう厚いんだけど面白かった。何が面白いって、家族のめちゃくちゃさ加減。でも、なんか不愉快なんじゃなくて爽快というか心地よくさえあるような。
家族って、何なんだろうなぁー。好んで一緒にいる集団ではないだけにある意味難しいところはあると思う。みんなそれぞれが依存しあって微妙なバランスで辛うじて保たれている面があるんじゃないか?細い細い糸が絡まってなんとか切れないでいるような感じ。だから、その危うくて脆いバランスが少しでも崩れると次々にあちこちの糸が切れだす・・・もともと細い糸だったから。
この物語の人達は、お互いに依存してない。自分のことしか考えてないのかしら?なんか、今まで思ってた家族とはまったく違う斬新な家族なもんだから初めは???という感じだったんだけど、最後には不思議となんだかほっとした。こんな家族いいかも・・・なんて。形なんてどうでもいいなーって。だって、人って所詮自分勝手なものなんだからそれを素直に表現しちゃったほうが潔い。これこそ、実は1番難しいことなんだろうけど。

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